終活を2年ぐらい前から意識してるのに物が捨てられず、少しもはかどらない。

もうすぐ娘が亡くなって5年になるんですが、亡くなった時に残された家族が困るとまではいかないけど戸惑うというかどうするのが良いか迷うというかそういうことがけっこうあったので、自分がこの世を去るときに残されるのはもう一人の娘だけだし、なるべく困らないように迷わないようにしておきたいと考えてるんですがなかなかはかどりません。

・銀行口座や積立金、保険などの情報

娘は若年性脳梗塞という病気になってからの5年と少しの間は重度の身体障碍者になり何をするのも誰かの介助が必要だったので例えば銀行の手続きとかそういう事務的なことはわたしが全部把握してたからスムーズでした。職場で倒れてそのまま意識がなくなり、頭の手術をしたんですが医者からは手術をしても助かる可能性は20％、助かったとしても寝たきりと言われていました。もしもそのまま亡くなっていたらネットバンクに入れてた貯金（少しでしたけど）はきっと気付かないままでした。意識が戻ってしばらくしてから「じぶん銀行に貯金してる」と話してくれて暗証番号もちゃんと覚えていたので出してあげることができましたけど。

わたしの場合はわかりにくいところでは生協の出資金や百貨店の積み立てなどは書いておいてあげないと気付かないね、きっと。

・解約するもの（クレジットカード、スマホ、会費の必要な会員）

娘のスタバカード、病気になってからそのまま娘の財布に入ったままになってて嚥下障害もあったんでスタバに行けることもなかったから使ってなくて。亡くなってかなり経ってから財布見てカードの残高とかもう何年も経ってるので無効になってるかと思いましたけど残高もそのままで、わたしが引き継いで使っています。ポイントなど無効になってたカードもたくさんあったのでスタバさんありがとう。

わたしの場合はクレジットカードをすぐに解約してくれたらほとんどの会費の必要なものはクレカ決済なので会費が引き落とせなくなって自動的に使えなくなるのかな。

あ、娘のスマホを解約するときに一つ問題があったのを思い出しました。娘は重度障碍者だったのでスマホはわたしの名義で契約をしていたのですが2年縛りの解約月ではないときに解約を申し出たので違約金が必要と最初言われたんですよね。でも契約の時に使用者は娘ということをこちらは伝えたのにスマホ屋の人が何も説明していなかったことを話してなんとかお客様センターの係の人扱いみたいな感じで無料で解約できたことがありましたね。

・遺影

娘も写真はたくさんあったんですけどね。病気後は気管切開してたのでカニューレが写ってるものとか家にいることが多いので部屋着がほとんどで、おしゃれが好きだった娘には不満かと。それと車椅子の体幹と左全部麻痺の人なのに被り物が好きでおもろいことが好きだったんでどの写真も何かを被ってるんです。もしくは何かを食べてるところか。摂食障害（嚥下障害）もあったのでようやくプリントか生クリーム系のなめらかで甘い物は食べられるようになってたんで嬉しくて食べるたびに写真撮ってましたから。でもさすがに遺影には。わたしは美容院でカラーとカットした後とかにちょいちょい遺影用の写真ひそかに撮ってます。ビューティープラスとかでお肌美しくしてるけどあかんかな。

・知らせてほしい人リスト

娘が亡くなったときはあまりのショックで誰に知らせたらいいものかもわからず、病気になってからもお見舞いにしょっちゅう来てくれていた職場のお友達と中学時代のお友達の二人だけに連絡しました。友が友に知らせてくれてたくさんの人がお別れに来てくれて良かったです。わたしは職場の人はどうでもいいけど中学、高校からの友達にだけ知らせてもらえたらいいかな。お葬式はなるべくお安く簡単でよろしい。娘の時、喪主はわたしでしたけど他に親戚とかもほとんどいないし、友達で冠婚葬祭に詳しい人が葬儀屋との話の時にいてくれて「それはいらんのちゃう？」「それは安いのでいいよ」とかアドバイスしてくれたんですが、途中で仕事のために抜けなくちゃならなくて残されたのが娘を亡くして茫然のわたし一人ですと葬儀屋の言うがまま。結局かなりの金額になってしまいました。まぁ、たくさんお別れに来てくださったし、娘にしてあげられることはもう無いんだと思ったらそれはそれでよかったですけどね。

・荷物の整理

終活で一番やっかいなのがこれです。数多くのオタクグッズとか絵本とか残されても絶対困りますよね。本当に今年こそ、今年こそはちょっとずつ整理します。保育の仕事辞めたら一気にかなりのものを処分できる気がしますが。KinKi Kidsのものはとりあえず切り抜きと雑誌を処分するところから始めてみよう。映像は絶対捨てられないと思うので。あと、娘の残したものも思い出はデータで残して品物は減らしていこう。