褒め方、叱り方
保育士として大人として最近迷ってるっていうか考えこんでしまうのが褒め方と叱り方。
誰だって褒められたら嬉しいし、褒めて育てましょうってついこの間までよく言われてたよね。叱るより褒めて伸ばす方が良いって。
でも、最近は褒め方によっては「褒められるからするってことが褒められないとしないってことにつながる」とも言われて「褒めるよりも認める」のが重要とか言われてる。
認められるってやる気につながるんかな?
あなたはありのままのそのままでいいのよ、と認めることは当たり前のことでそこにプラスでやっぱり褒めたいし褒められた方が意欲がわくんじゃないかと思うんだけど。
例えば何かができた子を「できたね、えらいね、すごいね」って褒めるとできなかった子がそれを聞いて「自分はできないからえらくない、すごくない」と思ったらあかんからってことらしい。
自己否定してしまう要因になるかもしれないから、ってこと。
でもさ、「みんな違ってみんないい」なんでしょ。
個性を伸ばす子育てなんでしょ。
そしたらそれはできなかったけど、これはできたとか周りの大人が褒めポイント探したらいいだけじゃないの?
褒められたらするんなら一生褒め続けたらいいだけじゃないの?
保育の中で否定の言葉を使わないっていうのも言われてるんだけど、危ないことや人に迷惑をかけることに対してはやっぱり「ダメ」ってはっきり言っていいんじゃないのかなーとモヤモヤします。
年齢が低いと色々たくさん言われてもわかりにくいんじゃない?
「これはダメ。なぜなら~だから。」ぐらいで良いのでは?
褒めることと叱ることにメリハリがあってその底に愛情があるかないかは意外と子どもって感じ取ってて、っていうかその辺は大人と同じ。
言葉ではいいことばっかり言ってるけど腹の中で違うこと思ってる人ってわかるでしょ。そしてそういう人にいくら褒められても認められても別に嬉しくないし。
普段厳しくても、正しい目で自分のことを見てくれて評価してくれる人に褒められるとすごく嬉しいし、がんばって良かったって思うし。
それでも、何もできることがなくて心が折れそうな子どもには個別で「ありのままで大好きだよ」って伝えればいいんじゃないのかなーと。
単純ですけど、単純な方が伝わりやすい気がします。
誰が決めたか知らないけど、「これが良い」とされてる保育の結果が出るのって何十年か先でしょ。
その頃が怖い。
権利ばっかり主張して言い訳ばっかりで義務を果たさず、嘘をついてでも自分を守る。
そういう人が増えるかも、と心配になる。
まぁ、その頃にはこの世からおさらばできてるかもしれないのでわたしには関係ないのかもしれないけど。